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かなぶん、オタク人生の幕開け。「よみがえるケイブンシャの大百科」

よみがえるケイブンシャの大百科よみがえるケイブンシャの大百科
(2014/10/15)
黒沢 哲哉

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 アニメや特撮ヒーローを始め、漫画、スポーツ、芸能、ホビー、オカルト等、およそ子供の好きそうなあらゆる題材を文庫本サイズの数百ページの豆辞典に網羅し出版、70年代後半~80年代にかけて一世を風靡した、通称「ケイブンシャの大百科」シリーズ―。

 計700巻以上に及ぶ全シリーズの歴史と、特に昭和に発売された350巻までの各巻の概要、「全怪獣怪人大百科」・「ウルトラマン大百科」等の名作の内容紹介等を一冊にまとめ上げた労作が、本書「よみがえるケイブンシャの大百科」であります。

 私が初めて大百科シリーズに触れたのは、78年発行の大ヒット作「ウルトラマン大百科」でしたが、本書での紹介の通り、「うらばなし」と称するコラムがやたらとマニアックな内容で、子供心に「充実してるな~」と妙に感心した記憶があります(←当時保育園児。どんな子供だ!)。

 他に印象深かった巻を挙げていきますと…まずは「ケイブンシャと言えばコレ!」の「全怪獣怪人大百科」!初めて読んだのが、親に買ってもらった昭和55年度版、小学校入学前でしたよ。トリプルファイターやアイアンキング、突撃!ヒューマン等、これを読んで初めて知ったヒーローは多かったなぁ…(遠い目)。

 いわば、かなぶんのオタク人生は、この「全怪獣」で幕を開けたと言っても、決して過言ではないかも知れませんな~。お陰で怪獣とヒーローで頭が一杯の、立派な大人に成長する事ができました。ありがとう大百科!うふん♥

 それから、82年に発売された「世界の怪獣大百科」。これは映画・TVのみならず、漫画・小説・神話や伝説まで、あらゆるジャンルの怪獣を紹介しようという内容。漫画ではゲゲゲの鬼太郎の大海獣、神話からは八岐大蛇(やまたのおろち…え?)、小説からは、あのクトゥルフまで登場!…って、えぇ~っ!?

 クトゥルフと言えば、H.P.ラヴクラフトのSFホラー小説に登場する邪神。私、本書で初めてクトゥルフって知ったんですけど、「この地球を再び人類の手からから奪い返そうとしている」とか書かれていて、凄ぇ怖かったのを覚えています((((;゚Д゚))))…まあ、コイツが果たして怪獣なのかは置いといて(笑)。

 あとは84年発行の「怪獣プラモ大百科」。バンダイからリアルホビーやプラモデルの「The特撮collection」シリーズ、ウルトラ・東宝系の怪獣ソフビ等が次々と発売され、特撮系ホビーブームが巻き起こった頃に出版された1冊です。

 子供向けの枠を超えたマニアックなプラモ改造法や、ジオラマの作成記事も豊富に紹介されていましたが、個人的にインパクトが大きかったのが、「ウルトラQ1984」なる全3話のフォトストーリー。

 登場する怪獣こそ、当時発売されたソフビ等をそのまま流用していたものの(…確か…)、ストーリーそのものは、「ウルトラQ」の名に恥じぬ、極めてシリアスで完成度が高いものでした(特に、都市の闇に潜む怪獣達の秘密を知ってしまった男が、怪獣につけ狙われる第3話が凄ぇ怖かった)。

 で、本書によると、この「ウルQ」って、シナリオ作成時、実は円谷プロ上層部のチェックを受けていたんですってね!Σ(´∀`;)道理で良く出来てるはずだよ。ビックリだわ~。何故にあそこまで完成度の高い内容だったのか、長年の疑問だったけど、その謎が今になって解けようとは…。

 他にも、80年代に勃興したオタク系ムーブメントと大百科シリーズとの関わりにも触れられており、オタク史を振り返る意味でも貴重な一冊と言えます。

 しかし、昔持っていた大百科シリーズ、引っ越しのドサクサでまとめて捨てちゃったんですけど…本書を読んで「あ~、捨てなきゃよかった~!」って後悔しちゃいましたね(笑)。多分、こういう人、他にも大勢いると思うんですけど。

 「まんだらけ」なんかで、また集めてみようかなとも考えてるんですが、プレミア本もあるみたいだし難しいかな?

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真の悪はゾンビーか人類か?平井和正「死霊狩り(ゾンビー・ハンター)」

 いつの間にか当「かなぶん百貨店」、開設3周年を迎えていました。読者の皆様、これからも宜しくお願いしますm(_ _)m

 さて今回は、先日亡くなられたSF作家の平井和正先生(詳細はコチラ)の追悼企画として、平井先生が70年代に発表したSFバイオレンス小説「死霊狩り(ゾンビー・ハンター)」をご紹介したいと思います。

死霊狩り(ゾンビー・ハンター)1死霊狩り(ゾンビー・ハンター)1
(2013/06/14)
平井和正

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 平井先生と言えば、世間的には「ウルフガイ」とか「幻魔対戦」なんだろうけど、個人的に一番好きなのは「死霊狩り」なのだ。

〈ストーリー〉
 元レーサーの田村俊夫は大金を得るため謎の組織に身を売り、カリブ海の孤島での奇怪な選抜試験を受ける。右目と左手を失いながら、持ち前の身体能力で辛くも試験を切り抜けた俊夫を待っていたのは、人間に憑依し不死の怪物に変える、宇宙から来た謎の生命体「ゾンビー」との戦いであった―!

 人間側のヒーローと侵略宇宙人との戦いという設定から、典型的な勧善懲悪のヒーローものを想像しがちですが、その実、本作のテーマは別のところにあります。

 それは即ち、地球上で最も残酷で凶悪な生物=人類が未知の生命体に遭遇した際、如何なる反応を示すのか?異種生命体同士の戦闘に巻き込まれた人間は、それによりどの様な変貌を遂げるのか?という事。

 地球防衛とゾンビー抹殺を掲げ結成された、超国家的秘密組織「ゾンビー・ハンター」機関の実体は、冷酷非情な司令官「S」に統率される、重犯罪者や特殊部隊、ゲリラ等から選りすぐられた「極めて優秀な殺し屋達の集まり」に他なりません。

 そして、ゾンビーによって最愛の恋人と姉を失い復讐に燃える主人公の俊夫は、襲いくる敵は容赦せず血祭りにあげる程の凶暴性を持つ一方、無関係の人間は決して手にかけず、戦闘に巻き込むまいとする、奇妙な優しさ、純粋さを秘めた青年。

 しかし、ゾンビーとの苛烈な戦闘の中で、俊夫はその優しさ故に苦悩し、傷つき、嘆き哀しみ、そして、その度に心中に残されたなけなしの人間性のことごとくを削ぎ落とされ、遂には一切の感情を喪失した恐るべき殺人機械と化していくのです―。
 
 また、こうした重厚なテーマの一方、本作は極上のアクション・エンターテインメント小説でもあります。平井先生ならではの硬質な文体で描かれた鮮烈なアクションシーンもさる事ながら、80年代のスプラッター映画ブームを先取りする様な、サディスティックなまでの人体破壊描写はまさに強烈そのもの。

 菊池秀行・夢枕獏両先生が一連の伝奇バイオレンス小説でヒットを飛ばす10年以上も前に本作が発表された事を考えると、その先進性が分かろうというものです。ちなみに、大槻ケンヂさんはアスペクト版単行本の帯で、平井先生を「ファーザー・オブ・スプラッター」と讃えていますが、さもありなん、ですな。 

 今回の記事を書くに当たって、何年ぶりかで単行本を読み直しましたが、もう面白くて面白くて…全3巻、一気に読んでしまいましたよ。本作が古びた印象など微塵もなく、これだけ我々読者の胸に迫るのは、本作が人類の持つ「業」を徹底的に描くという点で、現代にも通じる普遍性を持っているからではないでしょうか?

 本作のラスト、俊夫は、憎むべき敵だったはずのゾンビーによって、彼らが地球に飛来した真の目的を知ります。しかし、司令官Sの手によって、全ては無に帰していくのです。

 果たして真の悪はゾンビーか?それとも人類なのか?

 「死霊狩り」の発表から40余年、我々の住む世界は今だに血と暴力に満ち溢れています。ゾンビー・ハンター田村俊夫は、そうした血と暴力を生み出す人類の背負う救い難き業を、時を越えて糾弾し続けているのです―。

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平凡なアラフォー男子・かなぶんが、趣味の漫画、お笑い、B級グルメや特撮について書き散らかし、責任は一切取らないブログ。

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