スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

衝撃の実写版「北斗の拳」(?)が遂に日本逆上陸!悪趣味映画劇場「アダム・チャップリン」

 久々の「悪趣味映画劇場」、今回ご紹介するのは、2010年にイタリアで制作されたスプラッター・バイオレンス映画「アダム・チャップリン」です。

 その超過激な描写から雑誌「映画秘宝」等で話題となっていた本作ですが、「ヒューマントラストシネマ渋谷」で開催された「未体験ゾーンの映画たち 2014」内で上映している事を知って、最終日の3月7日(金)に観てきましたよ~!

 会場で配られてたチラシ↓
DCIM3432.jpg

 裏面↓
DCIM3434.jpg
 「羅王」じゃなくて「ラオウ」っスよ、小沢仁志さん…。

 本作「アダム・チャップリン」は「北斗の拳」等に代表される日本のアニメや漫画をこよなく愛するエマニュエル・デ・サンディ氏が、それらの作品群に対するオマージュとして制作したもの。サンディ氏が、母国イタリアで斜陽化する映画産業を盛り上げる為に、実弟と共に立ち上げた映画制作会社「NECROSTORM」が送り込んだ第1作品です。

 ちなみに、ストーリーはこんな感じ↓
DCIM3435.jpg

 しかも、サンディ氏、本作の監督の他、脚本、撮影、音楽に主演まで担当。「悪魔から授かった圧倒的な破壊力で、悪党達を血祭りに上げる」という主人公アダムの役柄に合わせトレーニングに取り組んだというだけあり、ビルドアップされた肉体と言い端正なマスクと言い、まさに実写版ケンシロウそのもの。

 もっとも、アダムは悪魔に取り憑かれているだけあって、そのバイオレンスっぷりはケンシロウ以上。常に白目をひん向き、自分の財布を奪ったひったくりの右腕をひきちぎったり、たまたま道で出くわした浮浪者の拳銃を奪って射殺したりと、街中で白昼堂々、やりたい放題の乱暴狼藉三昧を働きます。

 町のボスの配下の武装警察から取り調べを受けた際も、横暴な警官に超高速打撃を雨あられとブチ食らわしたかと思えば、血まみれペチャンコ状態になった警官に一言、「ボスはどこだ!?何故黙っている!?」って、あの~、その人、もう死んでますけど…。どうやら、悪魔と契約すると、超パワーが手っ取り早く身に付く反面、性格と頭がもの凄く悪くなる様ですε=(・д・`*)

 やがて、ボスの息子がアダムに囚われる(アダムによって、股間から肩まで鉄パイプで串刺しにされてるのに、何故かそのまま生きてるのが爆笑)に至り、ボスは武装警察と共にアダムの根城を急襲、対するアダムも憎きボスへの猛反撃を開始!

 アッパーで頭部が吹っ飛ぶ!パンチがドテッ腹を貫通!!北斗百裂拳ばりの超高速パンチ&キックが炸裂し吹き飛ぶ人体!!!と、一大スプラッター絵巻が展開します。

 そして迎えた、薬物により肉体を強化したボス(ジャギの様に常に鉄マスクを装着)とアダムとの最終決戦。血まみれの死闘の末、ボスを鉄パイプ(当然、例のボスの息子が刺さったまんま)ブン回し&ブチ当て攻撃で木っ端微塵にし、遂に妻の復讐を果たしたアダムでしたが、その果てに待っていたのは…。

 と言う訳で、いかにも日本の漫画やアニメ的なスプラッター描写が連発する「アダム・チャップリン」、まさしく「北斗」の戦闘シーンをリアルに実写化するとこうなるという印象の超過激映画でした。凄まじいとは聞いていましたが、あまりと言えばあまりの内容に、私、直前に食ったエスカロップとゴイクンを上映後に吐いてしまいましたよ(←嘘八百)。

 もっとも、原作者の武論尊先生は、かつての劇場版「北斗の拳」のスプラッターシーンに苦言を呈していたらしいですし、原哲夫先生も、読者が不愉快にならない様、人体が爆裂四散する血まみれ描写をあえてギャグっぽく描いていたとの事ですが、本作にそうした配慮は当然皆無です。

 でも、「北斗」の根底にある哀しみとか人間愛をシカトして、無闇やたらと過激な描写を連発して「どう?北斗の拳みたいでしょ?」と言われても、「北斗」ファンとしては「はぁ…(苦笑)」としか言えんですたい

 主人公アダムについても、単なる復讐に狂う殺人鬼(にしか見えん!)として描くのではなく、内面に抱える哀しみとか、残虐さの裏にある弱き人々に見せる優しさとかの描写があれば、本作もかつての「クロウ/飛翔伝説」の様な名作になっていたかも知れません―。

 …って、そんな真面目にツッコんでもしゃーないか!だって「アダム・チャップリン」は血まみれ描写を楽しむホラー映画なんだもん!そういう意味では、本作もまたホラー映画の歴史に名を残す、紛れもない超名作なので、この記事を読んで興味を持ったよい子のみんなは、5月に発売予定のDVDを是非ご覧下さい↓

アダム・チャップリン 最・強・復・讐・者 [DVD]アダム・チャップリン 最・強・復・讐・者 [DVD]
(2014/05/30)
エマニュエル・デ・サンティ、ヴァレリア・サンニノ 他

商品詳細を見る

 予告編(大変ショッキングな内容なので、ホラー映画とか苦手な方は絶対に観ないでね!((((;゚Д゚)))))↓


 ちなみに、宣伝文句では「北斗の拳」実写版とか「北斗神拳が乗り移った狂気のバイオレンス」とか盛んに言ってますが、原作者の武論尊・原哲夫両先生が、本作を「北斗」実写版として認定したという事実は一切ありません。うふん♥

↓ランキングに参加しております!クリックお願い致します~
にほんブログ村 その他日記ブログ オタク日記へ
にほんブログ村
スポンサーサイト

テーマ : ホラー映画
ジャンル : 映画

悪趣味映画劇場「武器人間」

 11月2日(土)、渋谷シネクイントで公開中の映画「武器人間」を観に行ってきました!

 それにしても、大山さんのこのノリノリぶりは、一体どうした事でしょうか。

 本作のストーリーは「第2時大戦末期、特殊任務を帯びたソ連軍の偵察部隊が、足を踏み入れたドイツ占領地で、あのフランケンシュタイン博士の末裔の生み出した改造人間軍団に遭遇、次々と血祭りに上げられていく…」というもの。

 「ナチス」、「人体実験」、「改造人間」といった、イカれた男の子達を魅了するキーワードを具現化した本作は、奇抜なデザインの武器人間軍団(彼らの詳細はコチラを参照の事)、狂気の天才科学者ヴィクター・フランケンシュタイン博士の神をも恐れぬ悪魔の改造手術、切り刻まれ破壊されていく人体等、まさしく夢(悪夢も含む)の様な映像の連続!
 
 また、ヴィクター博士がナチ兵と共産主義者の脳ミソを半分ずつ組み合わせて、「どんな改造人間ができるかな♪」と嬉々として語ったり(大体、脳ってそんな雑に扱って大丈夫なの?)、強そうに登場した改造人間「プロペラヘッド」が数秒後に呆気なくやられて爆発炎上したり、残虐な一方、妙にコミカルな描写も本作の魅力です。

 実際、それらのシーンでは、会場のお客さん達が大爆笑してたし

 ただ、個人的に不満な点もありまして…本作はソ連偵察部隊の残したフィルム映像という設定なので、本編もいわゆるモキュメンタリー形式で撮影されているため、肝心の武器人間軍団のディティールが分かりづらく、犠牲者もいつの間にか殺られてるって感じだったんですよね~。

 武器人間達のディティールや特殊能力、犠牲者の死に様等を、もっとじっくり細かく描写してほしかった、というのが、欲張りな私・かなぶんの感想であります。監督によると、続編の構想もあるそうですが、もし実現したら、その辺が改善されていたら嬉しいですね。なんてったって、武器人間は本作の影の主役ですからね(´∀`*)

 オマケ:劇場内にあった、記念撮影用の武器人間「モスキート」のイラスト看板。後ろから顔を覗かせて撮影するとゆー、何か観光地の様なノンキな展示物だ…。
DCIM2550.jpg

 本編開始前に行われたアートディレクター、ライターの高橋ヨシキさん(左)と、バンド「ロマンポルシェ。」ボーカル・掟ポルシェさんのトークショー(ちなみに、このトークショー、撮影可でした)。
DCIM2564.jpg

 「今時珍しい、死体の山が築かれる夢溢れる映画です」と高橋氏が語れば、掟氏も「『ワンピースを読まない人は人生損してる』とか言ってるヤツにこそ、この映画を見せてやりたい」と応戦。
DCIM2559.jpg

 監督のリチャード・ラーフォースト氏も、国際生電話でトークショーに電撃参戦!(゚д゚)「私の作品に降伏してほしい」との事でした(笑)。
DCIM2574.jpg

↓ランキングに参加しております!クリックお願い致します~
にほんブログ村 その他日記ブログ オタク日記へ
にほんブログ村

テーマ : ホラー
ジャンル : 映画

悪趣味映画劇場「ファイナル・デスティネーション」

 高校生のアレックスは、修学旅行でパリに飛び立つ直前、自分達の乗った旅客機が上空で爆発炎上するという、凄惨な予知夢を見る。パニックに陥ったアレックスは数人のクラスメートや引率の教師共々飛行機から降ろされるが、出発した旅客機は、まさしく彼の予知夢の如く大爆発!乗客は全員死亡した―。辛くも事故を逃れたアレックス達7人だったが、生き残った者達は次々と奇怪な死を遂げていく。決して逃れられぬ「死の運命」に対し、アレックス達は絶望的な抵抗を試みるが…!?

 今回ご紹介するのは、アメリカのサスペンス・ホラー映画「ファイナル・デスティネーション」です。

ファイナル・デスティネーション 特別版 [DVD]ファイナル・デスティネーション 特別版 [DVD]
(2004/04/23)
デヴォン・サワ、アリ・ラーター 他

商品詳細を見る

 本作のユニークな点は、襲いかかってくるのが怪物や殺人鬼等ではなく、姿形のない「死」そのものであり、犠牲者の死も、傍から見ると単なる事故死(と言うには余りにも不条理だったりするが)にしか見えない事。そして、アレックス達が僅かな手がかりを頼りに、運命そのものから如何に逃れるかが見所の一つです。

 また、サスペンスタッチの展開の一方、次々に怪死を遂げるアレックスの仲間達のスプラッター・ホラー描写も力が入っています。

 最初の犠牲者である、アレックスの親友・トッドの場合、洗濯物を吊るしていたワイヤーが首に絡まり、首吊り状態で窒息死します(首が絞まった瞬間、眼球が充血し一瞬で真紅に染まる、リアルかつ凄ぇ嫌なシーンもアリ)が、そこに至るまでの見せ方が上手いんですよね~。

 洗面所の剃刀にハサミ等、いかにも危なそうな日用品を沢山見せつけておいて、「ヤバイよヤバイよ~」と観客を煽って煽りまくって、一旦こちらを安心させてから突如死がやって来るという演出には「おお!そう来たか!」と感心しましたね(悪趣味だな~、俺)。

 その一方で、前フリもなくいきなりバスに轢き殺されたりする人、走ってきた列車から何とか逃れたと思ったら、跳ね飛ばされた金属片で頭部を切断される人(セブンのアイスラッガーにやられたエレキングみたいだった)もいて、全く油断がなりません。いや~人生って無常よね。

 悲惨なのは、女教師のルートン先生。彼女の場合、
①PCがショートし爆発、吹っ飛んだディスプレイの破片で首をザックシ
②大流血しながら床をのたうち回っていたところ、たまたまこぼれていたアルコールに引火、家中に燃え広がる
③瀕死の状態で思わず近くに手を伸ばすと、上にあった包丁が落ちてきて、胸にブス!お亡くなりになる(ついでに家も大爆発)
 …という、ホラー版「風が吹いたら桶屋が儲かる」というか、どんだけ面倒くさい死に方してんだって感じです(*´∀`*)

 次々と仲間達が死んでいく中、果たして、アレックスは死の運命を逃れる事ができるのか―?それは本編をご覧下さい…ウフフフ…。

 ちなみに、本作は好評の為シリーズ化し、平成25年3月現在、第5作まで制作されていますが、シリーズが進むに連れてサスペンス色は薄れ、理不尽であり得ねー死に様を見世物的に楽しむ、いわば「面白い死に方展覧会」となっていきます。

 しかし、かなぶん的にはスプラッター・ホラー路線への軌道変更は、それはそれで好みなので結構嬉しかったりするのでありました。

↓ランキングに参加しております!クリックお願い致します~
にほんブログ村 その他日記ブログ オタク日記へ
にほんブログ村

おたく(ヲタク)日記 ブログランキングへ

 

テーマ : ホラー映画
ジャンル : 映画

悪趣味映画劇場「ハチェット アフターデイズ」

 久々の「悪趣味映画劇場」、今回は、以前紹介した、不死身の殺人鬼ビクター・クロウリーの巻き起こす惨劇を描いたスプラッター・ホラー映画「HATCHET/ハチェット」の続編・「ハチェット アフターデイズ」です。

 本編は前作のラスト直後、のっけから殺人鬼ビクター氏の顔面ドUPでスタート!前作で唯一生き残ったヒロイン・メリーベスに襲いかかるものの、彼女の必死の目突き攻撃に怯んで(相変わらず、不死身のくせに打たれ弱い人だ)、逃げられてしまいます。

 命からがら町まで逃げ延びたメリーベスは、怪奇沼ツアーの主催者「聖ゾンビ」を訪れ、事の顛末を話すと、ビクターに殺害された父と兄の敵討ちへの協力を迫ります。聖ゾンビは、ビクターの呪われた過去を彼女に語ると、ビクターを退治するため、町の荒くれ者達を集めました。彼らと共に、再びあの森に乗り込んだメリーベスでしたが、しかし、聖ゾンビには、実はある思惑があったのです…。

 例えば「エイリアン2」、あるいは「ターミネーター2」―。シリーズ第1作が比較的地味なのに対し、2作目で戦闘シーンが増えて、内容がグンと派手になるパターンがありますよね。本作も、「今度は戦争だ!」とばかりに、荒くれ者達とビクター氏との激しい攻防が展開される…と思いきゃ、さにあらず。彼らは一方的にブッ殺されるのみで、結局のところ、ビクターによる犠牲者が更に増えただけの話だったりします。

 売りの殺人シーンも、冒頭、お腹の中身を綱引きのように引っ張り出し、首にグルグル巻きにしてキュッとやっちゃう(漫画「力王 RIKI-OH」で、似たような場面があったね)場面から始まり、どこのハンズで売ってんだ的な、凄え長いチェーンソーで2人まとめて股間から脳天まで真っ二つ、斧の一閃で首チョンパのみならず、犠牲者の顔面のみがお面のように剥がれて、頭蓋骨の内部をお茶の間の皆様に見せつける(ジョジョの第3部で、エボニーデビルに殺されたホテルマンと同じ死に方だ)等、今回も、ビクターの匠の殺人技は冴え渡りまくりです。

 荒くれ者の1人・トレントさんの死に様なんか、テーブルの縁に顔面を押し付けられ、直後ビクターの蹴りを後頭部に食らうと、アラ不思議!顔の上半分がキレイに取れて、テーブルの上を滑って行きました~(ここで、東京フレンドパークのハイパーホッケーを思い出したのは、俺だけではあるまい)…って、アホか~!!

 そして、何と言っても圧巻なのが、聖ゾンビの最期。荒くれ者達が軒並み皆殺しとなり、メリーベスと2人、ビクターに追いつめられるや、いきなり自暴自棄モードに突入。襲ってきたビクターと取っ組み合うものの、いい体してても所詮は普通の人間、健闘空しく上半身と下半身を斧で切断されます!

 普通この時点で即死だけど、何故か生きてる聖ゾンビ。ここからがショーの始まりさとばかり、ビクターが上半身の断面から背骨を掴んで、「うんとこどっこいしょ」と引っ張ると、な、何と!上半身の中身が、薄皮一枚を残して、筋肉ズル剥け状態で全て引っ張り出された~!!ヤられた聖ゾンビも、余りに予想外の展開に、思わず目をパチクリ(だから、何でこの期に及んで生きてんだ)…脱皮かミカンの皮じゃあるまいし、そんな上手い事出来るわけねーだろっ!!

 ほらほら、そんな調子でやりたい放題なもんだから、ビクター氏ったら、生き残ったメリーベスの不意討ちを食らい、頭を念入りにカチ割られた挙げ句、仕上げとばかりにライフルで吹っ飛ばされちゃいました。油断大敵ですね。合掌。

 と、言う訳で、第2作目にして、遂に引導を渡されたビクター氏ですが、あれだけ徹底的にヤラれたくせに、既にシリーズ第3作の公開が決定しているんだって。えぇ~っ!?永遠に静止した時間の中で、憎悪と怨念の炎を燃やし続けるビクター・クロウリー、彼の果てしない殺戮はまだ終わらないようです。困ったもんだね。

↓クリックお願い致します~
にほんブログ村 その他日記ブログ オタク日記へ
にほんブログ村

おたく(ヲタク)日記 ブログランキングへ

テーマ : ホラー映画
ジャンル : 映画

悪趣味映画劇場「ビヨンド」

 今回紹介するのは、イタリア・ホラー映画界の巨匠として知られるルチオ・フルチ監督の1,981年の作品「ビヨンド」であります(ビヨンドとは、Beyond=あの世、来世の意)。

 私・かなぶんは、20年程前の高校時代に本作を一度観ているんですが、ストーリーの難解さについていけなかった記憶がありました。で、最近改めて観直したところ、難解なのではなく、単に説明不足で意味不明なだけだと納得した次第です。あのクエンティン・タランティーノ監督も本作の大ファンだそうで、やっぱ分かってるよなぁ、タラ監督は!

<ストーリー(Wikipediaより引用。一部筆者補足)>
 1927年。ルイジアナ州にある「セブン・ドアーズ・ホテル」に滞在していた画家シュワイクが、突然村人の襲撃を受け、凄惨なリンチの後に処刑された。

 それから54年後。叔父の遺産として、閉鎖されていた「セブン・ドアーズ・ホテル」を相続したライザは、営業再開に向けてホテルの改修工事を進めていた。しかし、奇妙な出来事が相次ぎ、工事は思ったように進まない。

 塗装工が原因不明の転落事故を起こし、水浸しの地下室で腐乱死体が発見され、ライザにホテルを去るように警告する盲目の女・エミリーが現れ…。ライザと彼女に協力するマッケイブ医師は謎を探るが、ホテルに関わった人間は、次々とおぞましい最期を遂げていく。

 実は、このホテルにはこの世と地獄を繋ぐ7つの門があり、54年前に村人に殺された画家シュワイクは、門の番人だったのだ…。

 やがて、地獄の門が開き、死者の群れが次々に蘇り人々を襲い始めた。必死に逃れるライザとマッケイブだが、逃亡の果てにいつの間にかたどり着いたのは、全てが始まったあのホテルの地下…。振り返れば、今来た道はどこにも無く、ただ屍の転がる大地が広がるのみ―。二人は地獄の荒野に呆然と立ち尽くすのだった…。

 物語は「地獄の門の開放」というテーマを軸に展開しますが、ヒロインのライザと彼女に協力するマッケイブ医師は、続発する怪奇現象に終始翻弄されるのみ。

 また、資料やネットの情報では、シュワイクは地獄の門の番人との事なんですが、そもそも彼が地獄の門が開かないよう見張っていたのか、それとも逆に門を開けようとしてたのか、本編を観ただけではハッキリ分からない(ちなみに、前述の「地下室の腐乱死体」も彼です。54年も前に死んでるくせに肉付きがいいし、この後、元気に生き返ります)。

 更に、物語の鍵を握るかと思われたエミリーも、結局正体が明らかにならない(ライザを助けようとしているように見える反面、地獄の門を開こうとする魔性の者達と通じているような描写もある)まま、連れていた犬に喉笛を食いちぎられて死にます。

 このように、万事が説明不足で非常に分かりずらい映画なんですが、そこはストーリーの整合性云々より、ショッキングな映像で観客のド肝を抜く事に血道を上げるフルチ監督。その独特過ぎる演出技法は本作品でも冴え渡りまくり、全編犠牲者のありえねー死に様が続出です!

 冒頭からして、シュワイクが村人から壁に両手首を釘づけされた挙句、煮えたぎったセメントを顔面にぶっかけられる(大体、何でセメントをグツグツ煮込む必要があるんだ)、壁からいきなり手が出てきて顔面鷲づかみ&目ン玉くり抜きのコンボ、高い棚の上に置かれた瓶から大量の硫酸がこぼれてきて(そんな凄ぇ不安定なところに普通置かないでしょ)顔面が溶けてイチゴシェイクになる、タランチュラがわさわさ群がって来て顔面を食い荒らす(犠牲者は何故か無抵抗)等…。

 よくもまあ、こんなメチャクチャ且つ不条理な殺し方が思いつくもんだと、フルチ監督の奔放過ぎる想像力にある意味感心させられますが、何しろ地獄の門が開いて、この世とあの世が繋がっちゃったんだから、どんな理不尽な現象も朝飯前なんでしょう、きっと。

 それに内容が支離滅裂で意味不明な一方で、そこかしこに妙に印象的でカッコいい場面があるんですよ。特に、世界が地獄と化す絶望的なラストシーンは、荘厳なBGMと相まって、何か格調高く芸術的な映画を観ているかのような感覚を覚えますが、当然そんなもんは単なる錯覚なのでした。

 “汝は暗き海に向かい とこしえに さまよわん”

↓クリックお願い致します~
にほんブログ村 その他日記ブログ オタク日記へ
にほんブログ村

おたく(ヲタク)日記 ブログランキングへ

テーマ : ホラー
ジャンル : 映画

悪趣味映画劇場「HATCHET/ハチェット」

 今回は、2006年のアメリカのホラー映画「HATCHET/ハチェット」をご紹介しますです。

<ストーリー>
 主人公ベンは失恋の気晴らしに、友人と「深夜の怪奇沼ツアー」に参加するものの、船の座礁により他の乗客らと共に、深い森の中に迷い込む。そこは、かつてビクターという少年が非業の最期を遂げて以来、その怨霊が現れると噂され立ち入り禁止となっていた、呪われた土地であった。そして、助けを求める彼らの前に、正体不明の殺人鬼が姿を現した―!

 地元のTSUTAYAの半額デーに、「内村さまぁ~ず」といっしょにレンタル(こんな映画、正規の料金で借りたくない)。ちなみに、監督のアダム・グリーン氏は、この話を8歳の頃に思いついたそうです。なんちゅー子供じゃっ!
 
 本作は「13日の金曜日」等に代表される、「馬鹿なヤングが田舎とか湖とかに行ったら、何か怖ぇ人が出て来て迷惑かけられた!」系のスプラッター・ホラー映画です。殺人鬼の出自や舞台、ラストが「13日~」にクリソツだったり、唐突なエンディングが「悪魔のいけにえ」に酷似していたりと、あえて“昔こんな映画あったよな~”感を出そうとしている製作者側の洒落っ気を感じますな(その分、登場人物達はシャレにならない目に遭うが)。

 冒頭から町のお祭りで、ギャル達が何故か大量のOppaiを野外露出しつつ大騒ぎの真っ最中(私、あんなに沢山のOppaiを観たのは、大相撲中継以来です)。だが、フラれ気分の主人公・ベン君はギャル達に目もくれず、嫌がる友人と共にどーいう訳か怪しげな怪奇ツアーに参加します。それがまさか、生きていたビクターの待ち受ける地獄行きの旅になろうとは―!

 さて、影の主役・殺人鬼ビクター氏は、生まれながらにして、ケンシロウに経絡秘孔を突かれて爆発寸前のような個性的な顔面を持ち(ジェイソンのように仮面で顔を隠したりするケアはなし)、服装も巨体にホンジャマカ石ちゃんばりのオーバーオールのみを着用という、ワイルドだろぉなルックス。たびたび主人公達に逆襲されて、その都度激痛に悶えたり死んだりするけど、しばらくすると復活して追っかけて来るこの人、果たして怨霊なのかゾンビなのか、はたまたもの凄く体が丈夫な人なのか?一切説明は有りません。

 襲われる人達もビクター氏の顔面に負けじと、個性的な死に様を次々と披露。スコップで首チョンパされる、パロ・スペシャル(プロレス技)で両手が肩から取れる、頭部が怪力で180度回転させられて取れる、斧で右肩→左腰まで切られて取れる、怪力で口を上下に裂かれ、上あごから上の部分が取れる(直後に、残った下あごの中で舌がヒラヒラ蠢く描写あり。文章だと分かりずらいので画像参照の事)等、一度は体験してみたいものばかりです。

 画像(グロ注意)↓
犠牲者

 そんなこんなで、終盤生き残ったベンとヒロイン(父親と兄が行方不明となり、真相を探るためにツアーに参加。当の二人は、既に冒頭でビクターに殺されてる)は何とか必死こいて安全な場所に逃げようとしますが、追って来たビクター氏が墓場の外柵からへし折ってきた細長い鉄柱を槍投げのように投擲すると、ベンの足の甲から地面までブッスリ貫通!ナイスコントロール!

 哀れ、その場に固定されて動けないベンに向かって元気に突進するビクター氏でしたが、ヒロインがとっさに鉄柱をそちらに向けると(当然ベンの足の甲はメリメリ裂ける。ひでー事しやがる)、勢い余ってビクター氏は、そのまま喉から鉄柱に串刺しに!えぇ~これで終わりかよ~、勢い余るにも程があるだろ!と言いたくなりますが、そこはさすが不死身のビクター氏、これでENDな訳もなく…。

 と言う訳で、いかがだったでしょうか、「HATCHET/ハチェット」?拷問・猟奇系ホラー(「ホステル」等)全盛の昨今、珍しい位の正統派殺人鬼系の内容が逆に斬新で受けたのか、既に続編も公開済みで、第3作も製作決定だとか。ちなみに、タイトルの「ハチェット」とは小型の手斧の事ですが、ビクター氏がそれを使う場面はたったの1回だけだったりするのであった。

 …あ、それと最後に一言。いろいろ書いたけど内容スカスカのひっでー映画だから、あんま期待すんなよなっ!!

↓クリックお願い致します~
にほんブログ村 その他日記ブログ オタク日記へ
にほんブログ村

おたく(ヲタク)日記 ブログランキングへ

テーマ : ホラー
ジャンル : 映画

悪趣味映画劇場「極道戦国志 不動」

 「この映画は、映画管理委員会により『成人映画』指定を受けた公序良俗に反する作品である。この暗闇の中で、密やかに、そして冷静に鑑賞すべし。(「不動」本編開始前に流れる警告文より)」

 新作「逆転裁判」も絶賛公開中、更に往年の名作漫画の実写映画「愛と誠」も手掛け、今、日本で一番忙しい映画監督と言われる三池崇史氏―。

 その三池監督が96年に製作し、余りに常軌を逸した内容から一部の物好きなマニア達に絶大な支持を受けている作品が、今回ご紹介する「極道戦国志 不動」。何でも三池監督がブレイクするきっかけとなった作品らしく、海外でも非常に評価が高いとのことで、試しに観てみたんスけどね…。

 主演は当時まだ俳優デビューほやほやの、今をときめく人気俳優・谷原章介さん。そして対する敵は我らが竹内力アニキ…なんだけど力アニキは影の黒幕で、実際は谷原さんの父親役の故・峰岸徹さんがメインの悪役として出張りっぱなし(その割には、ビデオのジャケットには、力アニキの顔面ドUPがでかでかと出てますが)。その他、シュートボクシング創始者・シーザー武志さん、プロレスラーの高野拳磁さん、元WKBA世界スーパーライト級チャンピオンのキックボクサー・新妻聡さん、チョイ役でミッキー・カーチスさんと、何かやたらと豪華(そうか?)な出演者が、好き者の心をそそりますね(そうか?)。

 さて、お話は…「高校生でありながら父・不動巌(峰岸さん)率いる仁王会不動一家の若頭を務め、夜の街を支配する少年・不動力(谷原さん)―。しかし彼は、かつて夜叉組組長・能馬(竹内力アニキね)とのトラブルを回避するために、冷酷にも自分の息子(=谷原さんの兄)を殺した父、そして父に象徴される旧来の極道社会を激しく憎悪していた。自分を慕う仲間達を使って仁王会系列の幹部達を次々と暗殺し、新世代の理想社会を築こうとする力。しかし、密かに手を組んでいた能馬から、連続暗殺事件の犯人が息子であることを知った巌は、力とその仲間達を抹殺するために恐るべき刺客を送り込む…!」とゆーもの。

 開始早々ミッキー・カーチスさん演じる殺し屋による銃撃シーン、そして数分後に報復として生首クール宅急便と化すミッキー、更に峰岸パパは自分の息子の寝込みを襲って日本刀で首チョンパし、その生首(何か生首ばっかだな!)をテーブルに置いて高笑い…冒頭から、ただならぬ予感を孕みつつ、物語はノンストップで展開して行きます。

 前半の見所は、谷原さんが送り込む刺客による、仁王会幹部達のありえねー死に様。「 ガソリンスタンドの店員(その正体は谷原さんを慕う女子高生ヒットマン)に知らずに猛毒を飲まされ、全身からハンパねぇ量の血を消防車の放水の様に噴出し死ぬ」、「ゲーセンで小学生ヒットマン(えええっ!)にすれ違いざまに撃たれ死ぬ」、「ストリップ鑑賞中、ここでは書けないトンデモない所から発射された吹き矢でこめかみを貫かれて死ぬ」等、神をも恐れぬインモラルな場面が目白押し!

 更に、主人公と共闘する転校生・愛染役で登場するのが高野拳磁!当時30代前半の高野さんが、2m・130kgの巨体を揺らしつつ高校生役をぬけぬけと演じたかと思えば(私は最初生徒と分からず、しばらく暴力教師なのかと思って観てた)、後半には新妻聡選手も、谷原さんとその仲間たちを狙う殺し屋として登場!んでまた、この殺し屋ってのが「実は峰岸パパの隠し子(谷原さんにとっては腹違いの兄)で、おまけに韓国特殊部隊出身、常にキムチをほおばり、不味いキムチを出す焼肉屋の料理人は皆殺し」という、もうどう突っ込めばいいのやら分からん馬鹿馬鹿しいキャラクターだったもんだから、さあ大変!

 高野拳磁を特殊工作でバイクごと爆殺し(…たかと思ったら、しっかり生きてやがったけど)、女子高生もノー手加減でフルボッコにする新妻選手の前に、谷原さん一派はタジタジ。谷原さんvs新妻選手の一騎打ちは、パンチ・キックの雨あられを降らせる新妻選手の猛攻に、日本刀で武装した谷原さんもドラゴンボールZ状態で壁を突き破って吹っ飛ばされ、最早虫の息。これまでか―と思われたが、駆けつけた高野(火傷の治療中らしいのだが、全身を金属板で補強したその姿はサイボーグ化したようにしか見えん)達の助けで新妻選手は倒される。

 そして、遂に迎えた憎き峰岸パパとの最終決戦。いつものように日本刀で寝込みを襲うパパだが、谷原さんは敷布団に首(だけ)を守る鋼鉄ガードを仕込んでおりセーフ。って言うか、何で首を斬られる前提なのか?パパはめげずに更に拳銃で撃つも、谷原さんは防弾チョッキを装着済みでまたもやセーフ!かくて、因縁深きパパを首チョンパ(もういいよ!)した谷原さんは組織を制圧、後日父の弔問に訪れた真の黒幕・竹内力アニキに宣戦布告するのであった。めでたしめでたし。

 と言う訳で、とにかくドギツイ残酷描写と下品なエロ、サディスティックなバイオレンスの炸裂しまくる映画なんですが、観客が喜ぶ素材(だけ)をこれでもかとぶち込み、目の前に突きつける三池監督ならではの過剰なサービス精神は、この頃既に完成していたのだなあ、と妙に感心した次第。DVDも発売中なので、刺激的な時間を過ごしたい方は鑑賞してみるのも一興かと。あなたのハートに…何も残らないだろうけど。

↓クリックお願い致します~
にほんブログ村 その他日記ブログ オタク日記へ
にほんブログ村

テーマ : ホラー映画
ジャンル : 映画

プロフィール

かなぶん

Author:かなぶん
平凡なアラフォー男子・かなぶんが、趣味の漫画、お笑い、B級グルメや特撮について書き散らかし、責任は一切取らないブログ。

↓ランキングに参加しております!クリックお願い致します~
にほんブログ村 その他日記ブログ オタク日記へ
にほんブログ村

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
ブロとも一覧

猫のいる生活まとめ ~旧ちゃい日記~

雑多倉庫

池袋グルメ探検隊

戦士のズル休み

Re:BAD TASTE♥

ユッカリーナのヨガ的雑記帳

ライスクッカー

やみなべ
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。