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7月31日に買った本(SF・異色短編④)

 7月31日に「藤子・F・不二雄大全集 SF・異色短編④」を購入しました。
SF・異色短編

 藤子・F・不二雄先生と言えば、「ドラえもん」、「パーマン」、「キテレツ大百科」等の子供向けの作品が有名ですが、一方で、数多くの少年向け・大人向けのSF短編作品を残しています。

 「ドラえもん」でも時々、「オイオイ、それ死ぬじゃん」って言いたくなるような、凄ぇブラックな話があったりしますが、藤子先生のSF作品の根底には、常識とかモラルとか、普通なら当然で、疑問の余地がないと思っている物を、「本当にそうなのか?違うんじゃないのか?そんなもの、脆くて取るに足りないんじゃないのか?」と、一歩引いた所から見つめ直す感覚があるように思います。

 いわば「王様は裸だ!」と叫ぶ子供の視点と、善も悪も、常識も非常識も先入観なしで平等に観察する、極めて冷たい大人の視点が同居している、と言うか…(分かりずらい説明でスイマセン)。

 それに、大人向けの短編の場合、「ドラえもん」と同じタッチで描かれているもんだから、救いのないストーリーが、余計にショッキングに感じられるんですよね~。「ここでドラえもんが、パーマンが来てくれたら…」って、どうしても思っちゃうんですよ(笑)。

 今回購入した「SF・異色短編④」は、そうした短編群の中でも、インパクトの強さで知られる名作を多数収録しています。

 ある日突然、不死身の超人と化した男(ラーメン大好き小池さんにクリソツ)。独善的な正義を振るった挙句、殺戮を繰り返す彼が迎えた皮肉な結末とは―?個人の正義感の行き着く先は、所詮エゴイズムでしかない(このテーマ、「DEATH NOTE」にも通じますね)事を見事に喝破した「ウルトラ・スーパー・デラックスマン」。

 ウサギ型宇宙人の奇妙な要求に翻弄される大人達の姿を描き、絶望的に価値観が違う者同士の織りなす悲喜劇と、それと対照的な衝撃的なラストが印象的な「ヒョンヒョロ」。

 紀元前500年代、エチオピア遠征の果てに一人砂漠をさまようぺルシア軍の兵士・サルクが辿り着いたのは、数十万年後の荒廃した超未来だった!異なる世界で同じ地獄を体験する男を通し、「人間とは?生命とは?」を問う「カンビュセスの籤(くじ)」等―。

 いずれも、藤子先生のSF的な感性が光る傑作ばかり。

 自分の中で当然と信じて疑わないモラル、寄って立つための常識を根底から揺さぶられるような、甘い戦慄を味わいたい方は、是非お読み下さい…。

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テーマ : 漫画の感想
ジャンル : アニメ・コミック

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気になる・・

藤子両先生は結構、斬り込み鋭いというか
ちょっとエグイ所もありますよね。。
A先生の方が全面に出てるけど、F先生もかなり!
夢いっぱいなドラえもんやパーマンの中にもすごくインパクトの強いお話があったりするのは、その片鱗なのですよね。。

だから大好きなんですけど(^^)

いずれにせよ、この時期の巨匠たちは発想力・創造力半端ない!
長く後世に残る名作かと!!

No title

なんかむちゃくちゃおもしろそうじゃないですか!
藤子・F・不二雄先生の作品、ドラえもんしか
読んでなかった自分は人生損してますね・・・
ドラえもんは今読んだほうが昔より泣けたりします。
なんか深いですよね。
かなぶんさんのオススメされてる一冊も
読んでみたいですっ
本屋で探してみようと思います!

Re: 気になる・・

 よんぼら69様
 コメントありがとうございます。

 藤子両先生、エグイですよね~。A先生の「魔太郎がくる!」とかも、いずれブログでも紹介したいです(ウチには絶版になっちゃった旧版の単行本があるのさ♪)。
 F先生のSF関係の知識とか想像力とかは、やっぱりハンパないです。「カンビュセスの籤」とか、読み終わった後、メチャクチャ考えちゃいますよ~。「モラルとか常識とか、宇宙規模、あらゆる生命体のレベルで考えたら、何の価値もないんじゃないか?」とね~。そういう意味では、危険な本とも言えますi-229

 また遊びに来て下さい!

Re: No title

 乃波沙月様
 コメントありがとうございます。

 むちゃくちゃ面白いですよ~i-237私は小学校の頃、うっかり「ウルトラ・スーパー・デラックスマン」を読んでしまい、大ショックを受けました。「こ、小池さんが人を殺してる!」と…i-229
 「ドラえもん」も、根底にはこれらの大人向けSF作品に通じるものがあると思いますね~。「海底奇岩城」で、死にかけたジャイアンとスネ夫に対してバギーが言う皮肉な台詞とか…。
 少々衝撃度が強いかも知れませんが(笑)、「SF短編」、是非読んでみて下さい!

 また遊びに来て下さいね~!

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

こんにちわ

あたしは、F先生の方は文部省推薦的なイメージがあったので性根入れて読んでなかったんですけど、おもしろそうですねVvA先生の魔太郎とか笑うセールスマンは大好きなんですけど(笑)でも短編ならすっと読めそうですねVv今度本屋で探してみますVv

 非公開コメント投稿者の方
 コメントありがとうございます。

 F先生の短編、久しぶりに読みましたが面白いですよね~i-237
 是非皆さんにも読んでほしいと思い、今回の記事を書きましたi-234

 また遊びに来て下さい!

Re: こんにちわ

 マダムまろん様
 コメントありがとうございます。

 本当かどうか分かりませんが、F先生、晩年はドラえもんをやめたいと愚痴っていたんだとか…?SF短編の方は、そんなF先生の毒とうっ憤が詰まっている感じがしますねi-229だって、小池さんが人を殺したり、女と(以下略)ですから…子供の頃読んでショックでした(笑)是非読んでみて下さい!
 A先生の「魔太郎」は、今の単行本では読めない、初期のヤバいエピソードを厳選して、いずれブログで紹介しようと企んでいますi-234

 また遊びに来て下さい!

No title

コメント失礼します

「ウルトラ・スーパー・デラックスマン」の小池さんは「ウォッチメン」にも通じるところがありますね

「ヒョンヒョロ」は最初ゆるキャラかと思ったら何気にトラウマ物件でした
というか最初はあの生物が「ヒョンヒョロ」と思ってましたw

記事にも書かれているように、藤子F先生の作品は「価値観の反覆」が常に盛り込まれていますね。
この年代の作家は思春期に終戦を迎えたため、国内の価値観が転覆するショックを受け揺るがない価値観を確保できなかったという話を聞いたことがあります。
その辺が関係しているのかもしれませんね。

しかし「ノスタル爺」を読んで思うのは、藤子先生は「ダムの底に沈んだ村」というモチーフを頻繁に登場させますね
パーマン、エスパー魔美、みきおとミキオ、チンプイ…
何か思い入れがあるんでしょうか?

Re: No title

 スギノイチ様
 コメントありがとうございます。

 すいません、「ウォッチメン」って、タイトルしか聞いた事ないんですが、ネットで見ると、なかなか興味深い内容みたいですね…。無邪気に悪と戦うヒーローは、所詮現実世界には存在し得ないという事でしょうか…。
 「ヒョンヒョロ」、私も子供の頃読んで、あのウサギが「ヒョンヒョロ」だと思いましたよ!だから、話がイマイチ理解できなかった…i-229

 「価値観の反覆」、確かにそうですね…。F先生のセンスが、そうした時代的な背景に根差すものだとしたら、これだけインパクトがある作品には、これからは、もうお目にかかれないんでしょうか…また戦争でもしない限りは(笑)

 また遊びに来て下さい!
プロフィール

かなぶん

Author:かなぶん
平凡なアラフォー男子・かなぶんが、趣味の漫画、お笑い、B級グルメや特撮について書き散らかし、責任は一切取らないブログ。

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