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素晴らしき70年代特撮。「ロボット刑事」

 最近、70年代の特撮番組「ロボット刑事」をよく観ています。

ロボット刑事 Vol.1 [DVD]ロボット刑事 Vol.1 [DVD]
(2003/11/21)
特撮(映像)、千葉治郎 他

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 原作は「仮面ライダー」や「人造人間キカイダー」で知られる石森章太郎先生。ストーリーは「科学者・霧島サオリ(原作では玲子)によって作られた犯罪捜査用ロボット「K」が、警視庁の芝・新條刑事と共に、ロボットによる不可能犯罪を行う謎の組織『バドー』を追跡する」―というもの。

 「主人公のKが人間の姿にならない(=つまり、Kはいわゆる『変身ヒーロー』ではない)」、「バドーの目的は、特殊能力を持つロボットを犯罪者にレンタルし利益を上げる事」である(もっとも後半、真の目的は世界征服とか言い出すけど)等、「ロボット刑事」は従来の変身ヒーローものとは一味違った魅力があります。

 高品格さん演じる機械嫌いのベテラン刑事・芝に「機械人形」「鉄クズ野郎」等と罵られながら、ベレー帽にスーツ姿で健気に頑張るTV版のKの姿も哀愁漂いまくりですが、これに輪をかけて凄まじいのが石森先生の漫画版。こちらでのKの疎外されっぷりと言ったら、もう只事ではありません。  

ロボット刑事 (1) (中公文庫―コミック版)ロボット刑事 (1) (中公文庫―コミック版)
(1995/10)
石ノ森 章太郎

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 TV版における新條刑事といった共感者が存在しないのもひどいですが、最終決戦も、Kが葛藤の末に「人間の心の生む悪と戦うため、機械として機械の誇りを持って生きる」事を決心した矢先、Kの目前で生みの親の玲子が、バドーの犯罪の首謀者だった実の弟と共に心中(爆死)するという衝撃的な結末を迎えますΣ(゚д゚lll)

 大爆発の見開きページとKの「マザー!」という絶叫で「ロボット刑事 完」って…確かにバドーは倒されてメデタシな訳だけど、石森先生、どんだけKをいじめれば気が済むんでしょうか(笑)。

 真面目な話、玲子とバドー首領の間の誤解と和解、愛情と憎悪の入り混じったドラマ(気になる人はコチラで概略を読んでね)の前に、Kの玲子(=母親)に対する愛情は何の意味もなさなかった。純真無垢なKを無視し、人間達だけで自分達の物語を勝手に完結させるという、残酷なラストだったんですからね。

 それにしても、せっかくこれから前向きに頑張ろうと決めていたKを思いっきり突き放す、この仕打ち…ホント、漫画版って、もの凄い話だったんだな~と思うのですよ

 こうしたハードなマンガ版に比べると、TV版の内容は結構牧歌的。不可能犯罪に対し「ロボットの仕業では…?」と推理するKに対し、芝刑事ったら「ロボットが犯罪なんて、そんな夢みたいな事があるか!」とか言ってるし…毎週ロボットが犯罪を犯しているし、何よりKが目の前にいるじゃないですか!(゚Д゚)ノ

 そうかと思うと、事件が結局ロボットによるものだと判明、「わしの時代は終わった…」と自宅で落ち込む芝に、Kが「そんな事ないですよぉ~」と内山くんみたいに言ったりして(当然、芝刑事は激怒)、何かK、漫画に比べてかなり呑気かつポジティブな性格です。まあ、健全な子供番組だからね~。

 バドーの送り込むロボットも、輪っかが集まってロボットになる、その名もワッカマン(そのまんまじゃねーか!)、手が長いテナガマン、空を飛ぶヒコーマン等、単なるロボットのイメージを覆す、キュートで個性的すぎる面々ばかり

 下半身から1輪車の様にタイヤが生えてきて、猛スピード(に見えない…)で走り回るテナガマン、暗殺が得意なのにメチャクチャ目立つヒコーマンも強烈ですが、個人的に印象的なのは、椅子に変形するコシカケマン(イスマンじゃないんだ)。

 座った人間を電気椅子の様に感電死させるコシカケマンですが、事件に関係する少年の誘拐にしくじると、突然標的を少年の学校の女教師に変更!車輪付きの椅子に変形、女教師を背後から抱きかかえながら路上を走り去っていくシーンは大爆笑ものでした!これじゃ犯罪ロボットっていうか、単なる痴漢ロボットだよ(笑)。

 70年代前半は実に多くの特撮番組が放送されていた時代なんですが、この「ロボット刑事」も、独特の個性を発揮していたんだなぁと感心してしまった次第です。まだ前半しか観ていないんで、後半が楽しみだわ~o(^o^)o

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テーマ : 特撮
ジャンル : サブカル

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No title

いつも楽しく読ませてもらってます!

「K」ってこれでケリがつくなら「K」の存在意義って……という感じですよね。
しかもあのコマで終わりとか。怖ろしくかっこいいけど、「K」の気の毒さがハンパないです。
ポエム書いてるのがすごく印象に残ってます。

TV版はしっかり見たことがないのですが、「K」「キカイダー」「イナズマン」「嵐」あたりの石ノ森作品はまじでヤバいと思います。もちろんいい意味で。
リアルタイムで読んでた子供たちはどう感じてたのでしょうか。

serpent sea様

 初めまして、コメントありがとうございます。serpent sea様のブログも、毎回楽しく読ませていただいています。

 仰る通り、Kの想いを無視したところで物語が完結してしまうのが、漫画版「ロボット刑事」の恐ろしいところですよねi-229あの壮絶なラストの後、果たしてKがどんな道を歩んだのか気になりますね~。
 ちなみに、TV版は漫画とは相当テイストの異なる、よく言えば健全な子供番組(?)なので、漫画と同じイメージで観ると、激しい脱力感に襲われる事必至です(笑)。あ、TVのKもポエムを読みますよ!
 
 挙げられていた作品の中では、個人的には「嵐」が凄まじい内容だったと記憶しています。かなり大昔にロボット刑事やキカイダーなんかと一緒に、石森作品が朝日ソノラマから再販された時期があったんですが、子供心に「何でこんなに暗くて残酷なんだよ~!」と思ったものでしたi-282でも、ある意味一番ショッキングな石森漫画は…「ゴレンジャー(ごっこ)」でした…。

 また遊びに来て下さいね~!(*^-^*)ノ~~マタネー
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平凡なアラフォー男子・かなぶんが、趣味の漫画、お笑い、B級グルメや特撮について書き散らかし、責任は一切取らないブログ。

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